英検ライティングのコツってあるの?使える表現やフレーズ、構成をまとめて紹介!

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KATSU
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都内在住の30代会社員。TOEIC400点台から、一念発起して英語学習を続けた結果、現在はTOEIC最高915点。中学、高校、大学、社会人とずっと英語に苦手意識を持っていた自身の経験から、「英語が苦手だと感じている人に向けた情報発信」を目指しています!

英検の受験を考えている方であれば、

英検のライティングパートってコツはあるの?

と気になったことがあるのではないでしょうか?この記事では、

英検ライティングのコツについて、書き方の手順や英検の級別の対策

をお伝えします。また、英検ライティングで実際に使える表現やフレーズをカテゴリー別にご紹介します。

目次

英検合格にはライティングの攻略が必須?

ノートにメモをする人

高校のときにとらなかった英検2級をとろうと思っている

大学生のとれなかった英検準1級を取り直したい!

と感じているあなた。

英検では3級以上になると、試験でライティング問題が1問出題されることはご存知だったでしょうか?

ライティングなんてやってことないし、なんでそもそもライティングが必要なの?

と感じる方もいるかもしれません。英検では2016年度から

英検CSEスコア

で合否判定がされるようになりました。この「英検CSEスコア」

リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能で判定

されます。つまり、ライティングは重要な4技能のうちの1つであり、リーディングやリスニング、スピーキングと同じレベルで必要な技能ということになります。

英検CSEスコアとは?

では

英検CSEスコアとは具体的にどういうものなのでしょうか?

さきほど述べたように、英検がCSEスコアを導入したのは2016年度からです。それまではスコアではなく、

合格

不合格

かのみを結果として表示していました。ところが、

グローバル化が進む中で、英語力を国際的な指標で示す必要性が高まった

ため、「CSE」という国際的なスコア尺度に基づいて、主要な英語の4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)を示すユニバーサルなスコア尺度(Common Scale for English)を英検の各級数に表記するようになりました。それが英検CSEスコアです。

「英検」を運営する公益財団法人日本英語1検定協会の公式ホームページでは、英検CSEスコアについて

英検CSEスコアを参照することで、今の英語力や伸長度がひと目で分かります

としています。

上記、公式ホームページに記載されている図によると、2630点を超えると1級、2304点を超えると準1級、1980点を超えると2級、ということになり、

ブリティッシュ・カウンシル、ケンブリッジ大学英語検定機構

の定義に当てはめると、

1級のレベルは

いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細な文章を作ることができる。

準1級は

自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。

2級は

仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。

と定義されています。

なぜ英検のライティングは重要なのか?

重要4技能のうちの1つがライティングであるということはわかりましたが、

なぜ英検CSEスコアでは1問しかないライティングが大事なのでしょうか?

なぜなら英検CSEスコアは各問に均等に点数が配分されているわけではなく、

リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング、それぞれの技能ごとにスコアが均等に配分されているから

です。つまり、

ライティングの場合、1問の配点が非常に大きい

ということです。また、英検の合格には4技能が一定のレベルに達している必要があるようで、

4技能のうちどれか1つの技能が基準を大きく下回ってしまった場合は不合格になる

可能性が高まります。そのため、英検に合格するためには、リーディング、リスニング、スピーキングと同じレベルでライティングの対策も重要になります。

英検のライティングの攻略方法

ペンとノートが並んでいる様子

では、実際に

英検ライティングを攻略するためにはどのような対策が必要なのでしょうか?

リーディングやリスニングの対策はわかるけど、ライティング対策はあまりしたことがない…

という方も多いかと思います。ここからは僕自身が考える

英検のライティング問題を攻略するための方法

を順番にお伝えしていきます。

英検ライティングの「書き方の手順」は?

積み上がった本

英検の試験も含めて、これまで

英語のライティングそのものにあまり馴染みがない…

という方もいらっしゃるかもしれません。僕もそうでしたが、いきなり英語で

自分の意見を書いてください

と出題されても何から始めたらいいかわかりませんでした。そこで、英検のライティング問題で

どのように回答していけばよいかの手順

についてお伝えします。僕が考える手順は以下のとおりです。

  • 自分の考えを決める
  • 具体的な理由を設定する
  • 英作文する
  • 描き終わったら読み直す

それぞれ具体的にみていきましょう。

ライティングの手順①自分の考えを決める

英検のライティングも含めて、ほかの試験のライティング全般に共通しますが、

ライティングの問題でいきなり書き始めることはおすすめできません。

いきなり書き始めるのではなく、まず問題に対して

どのようなスタンスで書くか

という自分の考えを決めましょう。なぜかというと、いきなり書き始めてしまうと、

書いている途中で自分の考えがぶれてしまったり、文章全体で見たときに説得力の欠ける内容になってしまう可能性が高い

ためです。とはいえ、完全に文章の構成を考えると時間がなくなってしまうので、まずは問題文で問われた内容に対して、

賛成か反対か、あるいはAかBか、という視点で自分のスタンスを決めましょう。

そのうえで、

KATSU

結論はこうで、なぜそういう結論に至ったのかという理由を3つくらい書こう!

くらいのイメージで具体的にどんなことを、どんな順番で書くかをまず決めましょう。

ライティングの手順②具体的な理由を設定する

問題文に対する自分のスタンスと、どのような順番で書くかを決めたら、次に

「結論(自分のスタンス)に至った具体的な理由」を考えて設定

しましょう。ここで設定する理由は必ずしも

とても説得力のあるもの

にする必要はありません。論理的に矛盾がなければ多少理由づけとして単純でも問題ありません。それよりも、

確実に自分が書くことができる、簡単な英語で展開できる理由を考えること

をおすすめします。

ライティングの手順③英作文する

具体的に

どういう順番で、何を書くか

が定まったら、いよいよ英作文を実際に書きます。このとき、気をつけたいポイントは

確実に知っている文法で、確実に書ける単語で英作文する

ということです。英作文をしていると、むずかしい英文法や英単語を駆使して、表現したくなるときがありますが、

自分の考えを正確に伝えることができれば、英作文の評価として問題ありません

自分の考えを表現できる英単語が思いつかないときは、うまく言い換えたり、違う表現を使ったりしてみましょう。

ライティングの手順④書き終わったら読み直す

最後に、英作文が終わったら

しっかり読み直して、細かいミスをしていないかどうか確認

しましょう。よくミスをしがちな点として、以下のような点が考えられます。

  • 動詞の時制ミス(過去形か、現在形か、未来形か)
  • 動詞の三単現ミス(主語が「he」なのに動詞が「do」になっている、など)
  • 冠詞の抜け漏れ(名詞につけるべき「a」や「the」を忘れがち)
  • 名詞の表現(単数か複数か。複数なら「s」を忘れない)
  • 動詞の語法ミス(自動詞か他動詞か。前置詞は必要か、など)
  • 単純なスペルミス

また、全体を通して、論理的に矛盾がないかどうか、最初に言っている結論が最終的にぶれていないか、なども確認するようにしましょう。

英検の級別の対策

ノートを開く人の様子

ここまで英検ライティングの書き方の手順をご紹介してきました。ここからは、

英検の級別にどれくらいの分量を書き、どのような対策が必要なのか?

をお伝えします。ぜひあなたがこれから受けようと考えている級数の対策を参考にしてみてください。

英検3級/英検準2級

英検3級と英検準2級のライティング問題では、英語の問題に対して自分の答えと、その答えに至った理由が求められます。回答の目安となる単語数は、

英検3級で「25〜35語

英検準2級で「50〜60語

とされています。さきほどの攻略法と合わせると、対策は以下のとおりです。

◎「結論」→「理由1」→「理由2」という構成で英作文する


◎自分が確実に書ける英単語と英文法で最小限でミスで書き切る

英検2級/英検準1級

英検2級と英検準1級のライティング問題でも、

3級、準2級と大きな変化はありません。

英語で問われた質問に対して自分の答えと、その答えに至った理由を書きます。一方で回答の目安となる単語数が大幅に増え、

英検2級で「80〜100語

英検準1級で「120〜150語

とされています。さきほどの攻略法と合わせると、対策は以下のとおりです。

◎「序論」→「本論」→「結論」という構成で英作文する


◎自分が確実に書ける英単語と英文法で最小限でミスで書き切る


◎表現にバリエーションを持たせる(繰り返し同じ表現はなるべく使わない)

英検ライティングで使える表現・フレーズ

パソコンとメモをしている人の様子

さきほどもお伝えしましたが、英検のライティングで重要なのは、

平易でもいいから、正しい表現の英語を正しく書くこと

です。そのため、

ライティングで使えそうな英語表現や英語フレーズを「型」として覚える

ことができると、かなり有利になります。ここでは英検ライティングで使えそうな表現・フレーズを、カテゴリー別にご紹介します。

使える表現・フレーズ①自分の意見・立場を表明する

私は〜だと思う

I think that〜.

I believe that〜.

私は〜だと思わない

I don’t think that〜.

I don’t believe that〜.

私は〜に賛成だ/反対だ

I agree with the idea that 〜.

I disagree with the idea that 〜.

使える表現・フレーズ②理由を説明する

なぜなら〜だからだ

Because〜.

This is because〜.

使える表現・フレーズ③理由を並べる

理由は〜個ある

I have 〜 reasons.

There are 〜 reasons.

まず1つ目の理由は〜

First of all, 〜

The first reason is〜

2つ目は〜

Second, 〜

The second reason is〜

さらに/そのほかには〜

Also,〜

In addition,〜

最後に〜

Finally,〜

Lastly,〜

使える表現・フレーズ④具体例を示す

例えば〜

For example 〜

such as 〜

言い換えると〜

In other words,〜

使える表現・フレーズ⑤結論を述べる

だから/したがって〜

So〜

Thus〜

Therefore〜

That’s why〜

使える表現・フレーズ⑥一般論を述べる

一般的には〜と言われている

It is generally said that〜.

まとめ

ノートに何かを書いている人

いかがだったでしょうか?ここまで

英検のライティング問題の重要性とその対策

についてお伝えしてきました。ぜひ英検のライティング対策に困ったら、この記事を参考にしていただけるとうれしいです。

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