シャドーイングは初心者には難しい?初心者向けのやり方を伝授!

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KATSU
この記事を書いた人
都内在住の30代会社員。TOEIC400点台から、一念発起して英語学習を続けた結果、現在はTOEIC最高915点。中学、高校、大学、社会人とずっと英語に苦手意識を持っていた自身の経験から、「英語が苦手だと感じている人に向けた情報発信」を目指しています!
KATSU

シャドーイングがいいらしい…




僕が英語の勉強を再開し始めたときに、色々なところでシャドーイングがいいと聞いてきました。


でも、いきなり「シャドーイングしてね」と言われても何から始めたらいいかわからないですよね。


この記事では初心者でも始めやすいシャドーイングのやり方についてご紹介していきます。


「どうすれば効果的なシャドーイングができるかがわからない!」という人はぜひ最後まで参考に読んでみてください!

目次

シャドーイングとは?

オンライン英会話をしている様子の人

そもそもシャドーイングとはどういう方法かご存じでしょうか?


シャドーイングは、「英語の音声を真似しながら、追いかけて発音していく」という英語の勉強方法です。


調べてみたところ、通訳の方の訓練でも使われる練習法のようでした。




英語を聞きながら、同時に発音していくので、非常に難易度は高いですが、通訳さんと同じ方法と聞くと、そりゃ効果ありそうだと感じますよね。


シャドーイングはその名のとおり、聞こえてくる英語の音声を影(shadow)のように追いかけていくことが正しい方法です。

リピーティングやオーバーラッピングとの違い

シャドーイングはさきほどお伝えしたように、聞こえてくる音声を影のように追いかけて発音していく方法です。


そのため、英語を聞いて繰り返す「リピーティング」や英文を目で追いながら発音する「オーバーラッピング」とは異なります。


リピーティングは、英文を聞き終わった後にその内容を繰り返すこと。「リピートアフターミー(Repeat after me.)」のリピートですね。


改めてですが、シャドーイングはリピート、繰り返しではなく、英文を影のように追いかけていくことなので、リピーティングとは違います。


また、英文を目で見ながら、確認しながら、英語の音声と同時に英文を読んでいくオーバーラッピングとも違います。




シャドーイングの場合、英文を目で追って確認しながらではなく、音声を聞いて、その音声を追っていくという方法です。


僕はオーバーラッピングもシャドーイングだと思っていたので、もし同じ勘違いをしている方がいらっしゃったらこれを機に覚えてしまいましょう。

初心者におすすめのシャドーイングのやり方

スマホを見ている人の様子

こからは僕自身が実際に英語学習で実践してきたシャドーイング方法をお伝えしていきます。

ステップは以下のとおり、大きく5つあります。

  • 初心者向けの教材を選ぶ
  • まずは文章を精読する。わからない単語や表現があれば調べておく
  • 音声に集中し繰り返し聞く。正しい発音を覚える
  • 文章を見ながら音声を聞き、一緒に発音する
  • 文章を見ずに音声を聞き、後を追いかけながら発音する

それぞれ一つずつ見ていきます。

ステップ①:初心者向けの教材を選ぶ

まず大事なのが

自分のレベルに合ったシャドーイング教材を選ぶこと。

シャドーイングでは

流れている英語の音声を聞きながら、その英語の音声の意味を理解しながら、自分の口で発音する

という状態で進めないと効果が薄いとされています。


そのため、あまりむずかしい教材を選び、

流れる英語のほとんどがわからないという状態でシャドーイングをしようとすると、ごにょごにょ言うだけでほとんどやる意味がなくなってしまいます。

僕自身の経験から言えば

読まれる英文の8~9割はわかるレベル

の文章をシャドーイングするほうがよいと感じています。


それ以上わからない単語が登場する英語教材にしてしまうと、

英語の意味を理解しようという部分に集中してしまい、肝心の発音に意識がいかなかったり、「英語→英語」の理解ができなかったりします。

ステップ②:まずは文章を精読する。わからない単語や表現があれば調べておく

自分のレベルにあった教材が見つかったら、次は

教材とする文章を精読

しましょう。

このとき、ほとんど8~9割はわかる題材ではありつつも、

一部わからない単語や表現があれば、きちんと意味を理解しておきましょう。

ただ、この時点で完全に覚えられなくても大丈夫です。


8~9割方わかる英文であれば、細部が理解できていなくても全体を通してすぐに予測できるので、わからない単語や表現は後々完璧に理解できるようにしていければよいです。

ステップ③:音声に集中し繰り返し聞く。正しい発音を覚える

文章を精読し、大体の流れを把握したら、次は

音声のみで教材を聞いてみましょう。

このとき大事なのは

しっかり集中して、いちいち脳内で日本語に変換せずに、英語を英語のまま理解する

ように努めてください。

そのうえで、ネイティブの発音、イントネーション、音の繋げ方を意識して、教材を繰り返し聞いてみてください。

ステップ④:文章を見ずに音声を聞き、後を追いかけながら発音する

音声を集中して聞いたら、いよいよ

シャドーイング実践

です。

教材となる英文は見ずに、流れる英語の音声を追いながら発音していきましょう。

このとき、

文章の構造や単語のつながりを意識して発音すること

を心がけてください。

この理解度が高ければ高いほどシャドーイングの効果は高まって、英語を英語のまま理解できるようになっていきます。

ステップ⑤:文章を見ながら音声を聞き、シャドーイングできなかった部分を復習する

最後にステップ④でトライしたシャドーイングで、

いまいちうまく発音できなかった部分や、聞き取れなかった部分を復習

します。

細かい冠詞や、省略表現など、音声だけでは聞き取れなかった部分を英文を見ながらしっかり把握しましょう。

ここで復習ができたらステップ④→ステップ⑤を繰り返すイメージです。

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シャドーイングで期待できる効果

テーブルに置かれたコーヒーカップ

このようにシャドーイングを進めていくと具体的にどんな効果が期待できるのか、気になる方も多いと思います。


僕が感じているシャドーイングを続けたことで得られる効果は以下の4つに絞れると感じています。

  • リスニング力の向上
  • スピーキング力の向上
  • 語彙力の向上
  • リーディング力の向上

リスニング力の向上

シャドーイング学習を続けることで期待できる効果としてまず考えられるのが、「リスニング力の向上」です。


こちらのベネッセさんの記事によると、

英語の教師として「世界の100人の教師」に選ばれたことがあるという田尻悟郎氏(関西大学外国語学部教授)が以下のようにシャドーイングを評価しています。


以下要約になります。

ネイティブの人と同じような発音ができれば、聞き取りもしやすくなります。発音のまねをすることで、日本語にはない音が聞こえるようになる。リスニングを強くしたければ、『しゃべる』練習が必要です

ベネッセ教育総合研究所「英語教育の専門家に聞く、リスニング強化に効果的な『シャドーイング』とは?」




つまり、シャドーイングで実際のネイティブの発音に似た「しゃべり」の練習をすることで、その音を認識できるようになり、リスニング力がつくということのようです。

スピーキング力の向上

次に期待できる効果として、「スピーキング力の向上」です。




シャドーイングの練習を続けると、自然とネイティブの発音やイントネーションに近い発音ができるようになります。


英語のリズムを身につけることができるため、オンライン英会話などで英語を話す場面でも、シャドーイングを続けることで、「自然な発音で英語が話せるようになった」と感じられるはずです。


また繰り返しシャドーイングをすることによって、定型表現を発音できる状態が身につきます。




その結果、自然とスピーキングでもその定型表現を使ってコミュニケーションがとれるようになるはずです。

語彙力の向上

シャドーイングをやるうえで、自分自身で認識できていない単語や表現は真似して発音することができません。


そのためさきほどのステップでご紹介したように、まずは文章を精読し、わからない単語や表現を自分のものにする必要があります。


この過程をへることで、シャドーイングの練習が自然と語彙力の強化にもつながります。


なので、効果の高いシャドーイング学習をしようと思うと、自ずと語彙力も上がるということになります。

リーディング力の向上

ネイティブが話す結構早い英語のスピードのシャドーイングができるようになると、自然とそのスピードでの英語理解ができるようになります。


つまり、リーディングでも同じくらいのスピードで英文を読めるようになります。


どういうことかというと、英語を含めてさまざまな言語は


「発音して読めるスピード」=「読んで読めるスピード」


だということです。


日本語でも同じことが言えると思います。




日本語の文章を理解して読めるスピードって、自分で話せるスピードが限界じゃないですか?


英語もそれと同じで、話せるスピードが読めるスピードのMAXということです。




なのでシャドーイングで早く英語が発音できるようになると、その分早く英文が読めるようになっているはずです。

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【Q&A】シャドーイングでよくある疑問点

ハテナマークをもつ人

ここで僕自身がシャドーイングに取り組む前に感じていた疑問点を挙げてみました。

音源のレベルはどれくらいがいいの?

最初にシャドーイングをしようと思ったときに困るのが、

どれくらいのレベルの音源を使ったらいいかわからない…

という点ではないでしょうか?

僕も最初はわからずに、

結構むずかしい、そのときのレベルではすべて聞き取れないような英語の音声でシャドーイングをしてしまっていました。

結論、シャドーイングで使う音源は

8~9割以上わかる英文

で始めてみてください。

わからない単語がたくさん流れる英文でシャドーイング練習をしてしまうと、

結局ごにょごにょ言うだけで、ほとんど意味のない時間になってしまう

からです。

簡単なレベルで、自分で発音している単語がどういう意味なのかわかっている状態でシャドーイングをすると、

音のつながりやネイティブの発音が自然と身についてくるので非常に効果的

だと僕自身は感じています。

もし教材の英文が簡単すぎると感じるようであれば、少しずつレベルを上げていくことをおすすめします。

どれくらいの時間のシャドーイングが効果的?

実際1週間にどれくらい、1日どれくらいの時間をシャドーイングに費やしたらいいんだろう?

と感じる方もいるかもしれません。結論として

これくらいの時間!

というものはありません。

シャドーイングは英語学習の勉強方法のひとつです。

英語力を上げるためには、シャドーイング以外にも単語や文法の学習、長文読解など、さまざまな方法で英語に触れる時間を増やす必要があります。

その英語学習の時間のなかで、適宜シャドーイングに取り組む時間を設けるのがおすすめです。

時間的な目安などはお伝えしづらいですが、強いていえば、

毎日3時間インプットの英語勉強をする、という人であれば

5~10分の1くらい、約20~40分程度

はシャドーイングに取り組んでみてもいいかもしれません。

5分の1~10分の1を多いととるか、少ないととるかは人それぞれかもしれませんが、僕自身の実感として

シャドーイングは結構集中力を要する勉強法で疲れます。

なので

ダラダラ1時間シャドーイング

をするのではなく、

15分集中してしっかりやる

ほうが効果的だと思います。

もし集中が切れたのであれば、その日のシャドーイング学習はおしまいにすることをおすすめします。


シャドーイングにおすすめのTED動画をこちらの記事で紹介しているので、気になった方はこちらもチェックしてみてください。

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シャドーイングが続かないという場合の対処法

頭を抱える人

そうはいってもなかなかシャドーイング練習がうまくいかない、続かないという方には以下のような対処法をおすすめします。


もしシャドーイングで英語学習に心が折れそうになっていたら参考にしてみてください。

ながら時間を利用

シャドーイングは「しっかり時間をとって!」という勉強法ではないと僕は感じています。




5分、10分、15分という短時間でも集中してシャドーイングに取り組むことで非常に高い効果を発揮するはずです。


そのため、シャドーイングが続かないという方は、一度ご自身のながら時間でシャドーイングができないか試してみてください。


例えば、


「洗い物をしながらシャドーイング」


「洗濯物を畳みながらシャドーイング」


「散歩しながらシャドーイング」


などなど。

外でシャドーイングをしていると少し怪しまれるかもしれませんので、そういった視線が気になる方は部屋で過ごしているときのながら時間に試してみてください。

音源のレベルを下げてみる

シャドーイングが続かないということは、シャドーイングが楽しく感じられない、むずかしいと感じてしまっているときではないでしょうか。


そういうときは、現状のシャドーイング教材よりもレベルを下げてみてください。




ご自身が簡単すぎると感じるレベルの英文でも、シャドーイングとなると意外とむずかしいもので、簡単なレベルでも十分効果が期待できます。


レベルを下げて、シャドーイングで流暢に英語が発音できるようになると、英語が得意になった気になれるので、モチベーションも上がるのでおすすめです。




一度試してみてください。


シャドーイング以外の英語学習が継続しないという方向けには、おすすめの勉強法を以下の記事にまとめているので気になった方はお時間あるときにぜひご覧ください!

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英語コーチングサービスを利用してみる

ここまでの対処法を試してもシャドーイングが続かない…という方は一度、英語のコーチングサービスやシャドーイング専門のサービスを試してみるのもいいかもしれません。


最近では短期間集中の英語コーチング系のサービスもさまざまあるので、ぜひ一度コーチングサービスで強制的に自分を追い込んで、英語学習に取り組んでみるのもいいですね。

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まとめ:シャドーイングは集中して取り組もう!

FOCUSの文字

いかがだったでしょうか。ここまで初心者の方におすすめのシャドーイングのやり方を、KATSU自身の経験も交えてご紹介してきました。


文中でもお伝えしてきましたが、改めて。


シャドーイングで大事なのは、「ほとんど理解できる内容の英文の音声を」「集中して聞いて」「正しい発音とイントネーションを意識して追いかける」ことです。


シャドーイングは集中すると非常に疲れますが、その分効果は抜群です。




ぜひ、英語の勉強、学習を始めたばかり、という初心者の方は、今後の英語学習に取り入れてみてくださいね。

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