この記事では、
TOEIC600点はどの程度のレベルなのか?
TOEIC600点をとる難易度
などについて紹介しています。また、
英検だと何級に値するのか?
という点を中心に解説していきます。この記事を書いている筆者自身、
僕自身の経験も交えながら、
TOEIC600点のレベル感
についてお伝えできればと思います。
この記事におけるTOEICスコアは、TOEIC Listnening & Reading TEST(TOEIC L&R)のスコアとして表現しています。
TOEICスコア、受験者の平均点は?
TOEIC600点のレベル感を知るために、TOEICスコアの受験者平均点を調べてみました。
TOEICを実施・運営している「一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会」のデータによると、
2021年度の平均スコアは611点
だったようです。
公式ホームページに掲載されている分布表をみると、
595点〜645点をとっている人が一番多く、10.7%
を占めていました。
TOEIC600点のレベルは?難易度は?
一方で全体のうち、
600点以上の人はどれくらいの割合に入るのでしょうか?
公式データの分布表を調べると、
595点以上の人の割合は54.3%
でした。平均点が611点なので、TOEIC600点は平均よりやや低い点数ですが、そもそもTOEICを受検している人たちはある程度英語への意識が高い人たちなので、
むしろ、それだけレベルの高い人たちのなかで平均点近くとれていることは自信を持っていいことだと僕は感じます。
では、
実際のところTOEIC600点をとった状態の英語力はどれくらいなのか?
結論、
簡単なレベルの英語を読んだり、聞いたりすることはできるというレベル
だと考えています。
僕自身の経験がTOEIC600点をとったときの経験をお話しします。
僕は600点を超えたときのTOEICリスニングパートの印象は、
リスニングはたまに自信を持って回答できる部分があるけど、結構わからない部分が多いなぁ。
問題によってはまったく何言っているかついていけないものがあるなぁ。
という印象でした。
一方でリーディングの印象は、
長文読解はなんとなくわかるけど、時間が全然足りないなぁ。
文法問題はまだまだわからない問題があるなぁ。
という感じでした。
そして
英語を話す
という観点だと、僕の場合は
やはりTOEIC対策と英会話は少し別の特性があるようです。
TOEIC600点は英検だと何級レベル?
では、
TOEIC600点は英検のレベルで比べると何級になるのでしょうか?
調べたところ、文部科学省の「英語の資格・検定試験に関する基礎資料」によると、
TOEIC550点以上が英検2級に値する
とされていました。
ちなみに
英検準1級はTOEIC785点以上、英検1級は945点以上
とされているようです。つまり、
といえそうです。
TOEIC600点をとるには?
ここからのパートは、
まだTOEIC600点とれてないけど、とりたい!
と感じている方向けのものなので、すでにTOEIC600点を取得できている人は読み飛ばして、「TOEIC600点からTOEIC700点にするためには?」をぜひご覧ください。
まずはTOEIC600点をとるのに必要な
目安となる英単語数と勉強時間
をご紹介します。
TOEIC600点に必要な単語数
TOEIC600点をとるために必要とされる英単語数は、
約4500〜5000語
とされています。ただこの単語には、中学校や高校で学んだ英単語も含まれているので、実際新しく覚える必要がある単語はもっと少なくて済みます。
後のパートでもご紹介しますが、TOEIC対策の英語単語帳で僕がおすすめなのが
金フレーズ
です。理由としてはTOEIC対策に特化している単語帳なので、非常に無駄なく効率的に単語の勉強ができるからです。
TOEIC600点をとるために必要な単語も、金フレーズではわかりやすくパート分けされているので、気になった方は以下の記事も参考にしてみてください。
TOEIC600点をとるために必要な勉強時間
現在、
あなたがTOEICスコアで何点をとれているか?
にもよりますが、目安として
とされています。そのため、もしあなたが今TOEIC500点なのであれば
200〜300時間
が答えになります。一方で現在400点なのであれば、必要な時間は倍の
400〜600時間
になってきます。ただ、一概に勉強時間だけでは測れない面もあります。というのも、
集中せずにダラダラと勉強した1時間と、しっかり集中して勉強した1時間では、当然勉強の質がちがう
からです。その点も念頭において、勉強時間は参考程度に考えるとよいかもしれません。
TOEIC600点をとるための勉強法
TOEIC600点を超えるための勉強法について、僕の経験を交えて簡単にご紹介します。
僕自身は、TOEIC600点を超えるまでは基本的に
英単語の暗記
英文法の基礎理解
英語長文を読む
英語のポッドキャストやYouTubeを聞く
を繰り返して勉強していました。
英文法の理解は
覚えやすい順番で【7日間】学び直し中学英語
を使ってイチから勉強するようにしていました。
英語長文は、TOEIC対策で言えば
1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解特急
を使っていました。
リスニング対策では
です。ポッドキャストのおすすめや勉強の具体的な方法など気になった方は以下の記事も参考にしてみていただければうれしいです。
TOEIC600点からTOEIC700点に上げるためには?
では現在TOEIC600点で、
今後TOEIC700点まで伸ばしたい!
と考えている人は
どのような勉強を進めればいいのでしょうか?
僕自身の経験を交えて、リスニングパートとリーディングパートに分けてお伝えします。
TOEIC600点から700点をとるためのリスニングパート対策
さきほどの僕の経験でお伝えしたとおり、
TOEIC600点だとまだまだリスニングパートで読まれる英文を完璧に理解できているとは言えない状態
です。なので、まずは
なぜ読まれる英文が聞き取れないのか
その原因を考えましょう。僕が当時考えた原因は以下のとおりです。
- そもそも読まれている英単語がわかっていない
- 前の問題で悩んでいて、次の問題で読まれる英文の冒頭を聞き逃した
- 目で見る英単語と、耳で聞く英単語が一致していない
僕がリスニングができなかった原因としては、まず
そもそも読まれている英単語の意味がわかっていない
というものでした。これの対策は、
につきます。TOEIC対策の英単語教材としては、さきほどお伝えしたように僕は「金のフレーズ」一択だと考えているのですが、ぜひご自身に合う英単語教材を見つけてみてください。
ほかの原因としては、
英文の聞き逃し
と
正しい発音を理解していない
というものがありました。英文の聞き逃しは、TOEIC試験に慣れて、万が一聞き逃したら
潔くあきらめて次の問題に集中する
がよいと思います笑。正しい発音を理解していない、というのは、
というものです。これは
まだ英単語が完全に脳に浸透していない状態
なので、
繰り返し自分の口で正しい発音をしながら徹底的に覚えましょう。
TOEIC600点から700点をとるためのリーディングパート対策
リーディングパート対策としては、まずTOEIC700点をとるための単語力をつける必要があります。
そのためにも
やはり金のフレーズで、
730点レベルの単語を確実に覚えたうえで、その単語をみた瞬間に意味がわかるというレベルまで浸透させましょう。
加えて700点を超えるためには、長文読解、英文を読むスピードを相当上げていく必要があります。
おそらくTOEIC600点の方は、
と思います。なので、
まずはしっかりと時間内ですべてのリーディング問題を解き切れる読解スピードを身につけましょう。
長文読解だけではなく、文法問題でもいかに短時間で正解を見つけられるかもTOEIC700点を超えられるかの鍵を握っています。
最短でTOEICの点数を伸ばすには?
さきほどTOEIC600点からTOEIC700点に向けた僕自身の対策をご紹介しました。
ですが、この記事を読んでくださっているあなたがもし、
もっと早くTOEICの点数伸ばしたい!
とお感じでしたら、昨今人気が上がっている英語コーチングサービスを利用してみるのも手です。
英語コーチングサービスの多くが、
短期間で確実な成果を出せるよう、プロの英語コーチがつきっきりで指導してくれるので非常に効率的
です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ここまで
TOEIC600点のレベル感
600点をとるための勉強法
そして
TOEIC700点をとるためにすべきこと
などをまとめてご紹介してきました。筆者はTOEIC900点を超えましたが、まだ満点はとれていません。
これからも英語の勉強を続けていつか満点をとりたいと思っています。
ぜひ一緒にTOEICの勉強、がんばりましょう!