早速ですが、
あなたはTOEIC対策で、どの単語帳を使っていますか?
本屋さんの英語参考書コーナーには単語帳がずらり…
アマゾンで探しても軽く100件以上はヒットします。
結局、TOEIC対策はどうすればいいの…?!
どの単語帳で勉強すればTOEICの点数は上がるの…?!
僕自身も数年前までそう感じていました。そのうえで僕が出した結論は、
TOEIC対策ならひとまず、「TOEIC®︎L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」一択でいい
ということです。この記事では僕がその結論に至った理由と
「出る単特急 金フレーズ」(通称:金フレ)をつかった勉強法
について詳しくご紹介します。
もしあなたが、
早くTOEICスコアを上げないとやばい!緊急事態!
という状態であれば、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
「金のフレーズ」(通称:金フレ)とは?
そもそも「金のフレーズ」とは何なのか?
について、簡単にご紹介します。金のフレーズは朝日新聞出版が発行する英単語集で、正式名は
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
です。著者はTEX加藤さんという方で最新のプロフィールによると、
TOEIC公開テストを120回以上継続で受験して、通算の990点取得回数は110回を超える
そうです。とんでもない方ですよね。
実際にTOEICに出た単語ばかりが載っている
金フレはそんなTEX加藤さんが
TOEICに出る単語だけを、フレーズで効率的に覚えられる
というコンセプトのもとにまとめられた単語集です。実際にTOEICを受け続けて高得点をとり続けている方が作成したものなので、
人気の理由は?
人気の理由はさまざまありますが、大きな理由は
です。金フレを使ってレベルごとに単語を区切りながら覚えていくことで、挫折せずに着実に目標に合わせた勉強ができるはずです。
銀のフレーズ、金のセンテンスとのちがい
TEX加藤さんのTOEIC特急シリーズには、金のフレーズのほかに「銀のフレーズ」「金のセンテンス」などの単語集があります。簡単に紹介するなら、
- 金のフレーズ(金フレ):TOEIC対策の単語集のど真ん中。王道中の王道
- 銀のフレーズ(銀フレ):金フレーズはちょっとむずかしいなぁ、という方向け
- 金のセンテンス(金セン):フレーズではなく文章の流れで単語を覚えたい人向け
という感じでしょうか。僕の感覚では「金のフレーズ」を使ってみて、
ほぼ単語の意味がわかりません…!
という方は銀フレから
金フレだと物足りないかも…!
という方は金センに進むのがいいかもしれません。
ただ
TOEIC500〜600点前後でうろうろしている…
という方は
金フレの内容をとにかく覚える!
が最もおすすめです。なぜなら僕自身がそうだったので、身を持って体感しました。
【結論】金フレだけでTOEIC700点は超える
僕が「金のフレーズ」に出会うまでは、TOEIC対策として色々な単語帳に手を出して、ダラダラとページをめくり単語を覚えた気になっていました。(いま思えば、という感じで、当時は自分なりにちゃんと勉強しているつもりでした…)ただ、
当時の僕は
なんでこんなに単語帳で勉強したのにスコアが伸びないの?!
と感じて、
英語の勉強そのものに対するモチベーションが激しく低下して、勉強もしなくなる
という悪循環に陥っていました。これは非常によくないケースだと自分でも思います。前置きが長くなりましたが、
金のフレーズを正しい勉強法で正しく使えば過去の僕のような失敗はせず、しっかりTOEICのスコアは伸びるはず
です。単語学習は金フレを中心に進めることで、3ヶ月ほどでもTOEIC700点を超えることは可能です。
では、ここから僕自身が実践して短期間でTOEIC700点をとることができた
おすすめの金フレ勉強法
を紹介していきます。
勉強法①:1回で覚えられると思わず、何周もするつもりで
まず大前提として、
英単語は1回見ても覚えられません!
あなたがよほどの大天才でない限り、1回覚えたと思ったとしても、1時間後、1日後には大体忘れているはずです。
知っている方も多いと思いますが、ドイツのヘルマン・エビングハウス(1850-1909)という心理学者が中期(長期)記憶について提唱した「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。
グラフだけだとよくわかりませんが、要は
記憶というものは1日の間に急激に忘れるよ!
ただし、繰り返すと記憶は定着しやすくなるよ!
ということです。忘れないようにするには
繰り返すことが大事
ということです。では、これを英単語の学習に応用するとどうなるでしょうか。
金フレを1周完璧に覚えながら進めた。トータル10時間かかった
よりも、
うろ覚えだけど、金フレを3周した。トータル10時間かかった
のほうが英単語の暗記、定着率は高いはずです。
なので、1周目は4時間くらいかかっていたのに、2週目は3時間、3周目は2時間といった感じで、周回にかかる時間も短くなっていきます。
お!最初はわからなかった英単語の意味がわかるようになってきた!
と思えるようになると継続するモチベーションも上がるので、英語学習が好循環に入ります。
では
金フレで勉強するとき、毎回どれくらいの単語を目安に覚えていけばいいのでしょうか?
勉強法②1日あたり50〜100単語くらいを目安に勉強する
個人差はあると思いますが、僕がおすすめしたいのは
まずは1日50〜100単語くらい
を区切りとして覚えていく勉強法です。最初は覚えている英単語数が多くないと思うので、確実に50単語ずつ覚えていきましょう。そのうえで、
ある程度覚えられたかな?
という手応えが出始めたら、100単語ずつにステップアップしていくことをおすすめします。
というのも、さきほどお伝えしたように
人間は覚えたと思っても数時間後、1日後になると結構忘れています。
50単語であれば、1日経っても覚えているのはおそらく半分の25単語くらいです。
でも、それでいいんです。
25単語覚えられなかったら、覚えられなかったその25単語を早めにまた確認します。
あー、そうだそうだ。anecdote は逸話って意味だった
という感じで思い出して、また定着させて、の繰り返しです。この、
「覚える」→「忘れる」→「思い出す」→「覚える」→「忘れる」→「思い出す」
のプロセスを繰り返すことで英単語を覚えていきますし、脳に定着します。だからこそ、
このプロセスを高速回転させることが効率学習につながります。
次にこのプロセスを高速回転させるときのコツをお伝えします。
勉強法③わからない単語を書き出す
繰り返し金のフレーズを使う。
1日あたり50〜100単語ずつ覚えていく。
それはわかったけど、
実際に金のフレーズをどうやって使っていくのがいいの?
僕自身は以下のようなやり方で金フレ勉強していました。ぜひ参考にしてみてください。
金フレ付属の赤シートで右ページを隠しながら取り組みましょう。
英単語の意味がわからなかった場合、その英単語をノートに書き出す。このとき書くのは英単語だけ。日本語の意味は書かないようにしましょう。
ノートに書き出した英単語を3回くらい音読しましょう。発音がわからないときはググって正しい発音を確認します。このとき、日本語の意味もしっかり理解しながら発音します。
ステップ①〜③ができたら、次の英単語の確認に移ります。
ステップ①〜④でノートに書き出した英単語を再確認して、もし日本語の意味が思い出せなければ英単語の横にチェックマークをつける
という感じで覚えていきました。
この勉強法は、
というものです。これを繰り返すと、自分が何回見ても覚えられない単語、比較的早く覚えられた単語がわかってくるはずです。
勉強法④見て、聞いて、口に出して、書いて覚える
勉強法③で紹介したやり方で大事だと思っているのは
ということです。人間は五感をフル活用すると記憶が定着しやすいです。
だからこそ、金フレで英単語を見て、発音を調べて、聞いて、その発音を自分の口に出して書く。そうすることで脳は活性化しているはずです。
耳で聞いたり、口に出したり、書いたりしなくても覚えられるよ!
という人はいいのですが、僕は本を眺めたり、スマホ画面で見たりしているだけではどうしても英単語を覚えられませんでした。
ですが
英単語が覚えられないという方はぜひ試してみてくださいね。僕は「モレスキン」のちょっと良いノートを使うことで自分のモチベーションを上げていました。
勉強法⑤:どうしても覚えられない単語はイメージ(イラスト)で覚える
①〜④を繰り返しても、
かもしれません。
僕自身も暗記力に自信がなく、金フレを何周もして「覚えた」と思っても結構な頻度で忘れてしまい、
自分はなんて頭が悪いんだろう…
と自己嫌悪に陥る日もありました。
そんな僕がどうしても覚えられない英単語や覚えにくい英単語を覚えるときのとっておきの方法をお伝えします。それは、
英単語をイメージ(イラスト)で覚えること。
どういうことかというと、例えば
dairy(名詞:乳製品)
という英単語が金フレ3周しても覚えられなかったとします。そんなときにグーグルの画像検索で
dairy
とググるとこんな感じで乳製品の画像がずらっと並びます。
このイメージを描きながら、”dairy”を発音して、ノートに書く
という作業をすると、結構覚えられます。なぜかというと
ためです。小説のワンフレーズよりも映画のワンシーンのほうが記憶に残りやすいですよね。
その記憶に関する特性を生かして、覚えにくい金フレに出てくる英単語を覚えちゃおうという勉強法です。
これは僕独自にやっているものなので、個人差があるかもしれません。やってみてもいいかなと思える人はぜひトライしてみてください。
金フレの良いところ
金フレの良いところは、何と言っても
TOEICに出やすい英単語がたくさん掲載されていること
ではないでしょうか。実際にTOEICの問題集を解いてみると
あ、これ金フレに載っていた英単語だ
と感じることができます。
また、金フレのページ構成が
英語→日本語
ではなく
日本語→英語
になっていることも英単語を想起するうえで非常に見やすいレイアウトになっていると感じます。こんな感じです。
左側の日本語訳と、欠けている英単語を見て、当てはまる英単語を想起する。
このプロセスになれることはTOEIC対策だけではなく、英会話でも活きてくると考えています。つまり、金のフレーズを勉強することはTOEIC対策だけではなく、広い意味での英語力を鍛えることにもつながります。そういう意味でも
と僕自身は感じています。
アプリと書籍、両方使ってみて筆者がおすすめなのは…
ここまで勉強法を紹介してきた金のフレーズですが、実はアプリでも利用できます。アプリ名は
英語教材アプリの「abceed(エービーシード)」
アプリ内で学習しようとすると有料になりますが、音声は無料で聞くことができます。僕自身もabceedを使わせてもらいましたし、有料版も使っていました。
実際のところ、アプリと書籍、どっちで金フレを勉強することがおすすめなのか?
僕個人としては
かなと感じています。というのも
僕の場合は実際に紙のノートにわからない単語を書き出したり、紙の金フレをめくったりして、手を動かしたほうが英単語が覚えられる
と考えているからです。ただ、人によっては
アプリのほうが効率的に金フレを勉強できる
という方もいると思いますし、アプリにもたくさん魅力的な機能があります。アプリだと、
ので、たしかに便利です。
なので、もしまだアプリを利用したことがないという方は一度お試しで使ってみて、
アプリと書籍、どちらが自分に合っているか1ヶ月ほど検証してみてもいいかも
しれません。
まとめ:金フレの勉強を継続できれば間違いなく英語力は上がる
いかがだったでしょうか?ここまで僕自身が取り組んできた
金のフレーズ勉強法
を紹介してきました。ひとつ間違いなく言えることは、これまで紹介してきた勉強法を継続して英単語学習を続けられれば、
短期間でTOEICスコアは700点を超えることは可能
です。英語が大の苦手だった僕でも、
ので、ぜひ騙されたと思って一度挑戦してみていただければ幸いです。
この記事をきっかけにTOEICの勉強をまたがんばろうと思ってくださる方がいらっしゃれば、とてもうれしいです。一緒に英語の勉強をがんばりましょう!