この記事では
TOEIC700点を超えるのに必要な勉強時間はどれくらい?
と気になっている方に向けて、
目安となる勉強時間を現状の得点別にお伝えします。
また、TOEIC最高915点の筆者自身がおすすめしたい勉強法についても合わせてご紹介します。
どうしてもTOEIC700点以上のスコアをとりたい!
という方はぜひ最後までご覧ください!
※この記事ではTOEIC L&R を「TOEIC」と表現しています。
【結論】TOEIC700点レベルの英語力を身につけるための勉強時間
早速ですが、結論です。
TOEIC700点をとるために必要な勉強時間は、現在のあなたのTOEICスコアによります!
なので、まずはあなたの現在のTOEIC点数に照らし合わせて以下をご参照ください。
そのうえで、
ので、その点も念頭に置いていただくと計算しやすくなると思います。
例:700点まであと50点なら、必要な時間目安は「100〜150時間」
ただ、
一概に勉強時間だけでは測れない面もあるので注意
が必要です。
というのも、集中せずにダラダラと勉強した1時間と、しっかり集中して勉強した1時間では、勉強の質がちがうからです。
その点も念頭において、勉強時間は参考程度に考えていただくとよいかもしれません。
現在TOEIC400点の場合
現在
TOEIC400点前後
という方がTOEICスコアを700点まで伸ばすのに必要な時間は
600〜900時間
とイメージしていただくのがよいと思います。
仮に
できるはずです。
え、そんなかかるの?
と感じてしまった方に安心していただきたいのは、この時間は「この時間勉強すればほぼ確実に到達できる」という時間です。
もしあなたが過去中学、高校、大学と英語の勉強をしっかりしていたのであれば、ある程度の基礎は身についているはずなので、上記ほどの時間はかからない可能性があります。
TOEIC500点の場合
現在
TOEIC500点前後
という方がTOEICスコアを700点まで伸ばすのに必要な時間は
400〜600時間
とイメージしていただくのがよいと思います。
仮に
はずです。
TOEIC500点の方の場合も、TOEIC400点の方と同じく
これまでの英語の蓄積がどれくらいあるか?
にもよって、得点の伸び率が変わってきます。
こちらの記事でもご紹介していますが
大事なのは、英単語や英文法といった「基礎英語」
です。
ぜひ慌てず焦らず、しっかり基礎固めの英語学習も進めてみてください。
TOEIC600点の場合
最後に現在
TOEIC600点前後
という方がTOEICスコアを700点まで伸ばすのに必要な時間は
200〜300時間
とイメージしていただくのがよいと思います。
仮に
はずです。
TOEIC600点の方の場合、一定の基礎英語は身についているはずです。
600点から700点まで伸ばすには、
TOEICに頻出する英単語をしっかりと覚え、英文法問題を確実に得点源にしていく
必要があります。
ではここからTOEIC700点をとるための勉強法について解説していきます。
TOEIC700点をとるための勉強法
ここからは、
TOEIC700点をとるための勉強法を知りたい!
という方に向けて、僕自身がやってきた勉強法をご紹介します。
僕が考える勉強法は現在のTOEICスコアによって変わります。
TOEIC400〜495点の人向け、TOEIC500〜595点の人向け、最後にTOEIC600点を超えている人向けのものです。
TOEIC400〜495点の人向け勉強法
TOEICスコア400点台という方はまだ基礎英語力が足りていない可能性があります。なので
英単語は一通り覚えられた!
と実感できたら、
基礎的な英文法もきちんと理解を進めていくこと
をおすすめします。
僕自身、TOEICスコアが400点台だった頃を思い出すと、やはり
と感じます。恥ずかしながら、英文法の問題も基本的に適当に感覚で解いていましたし、英語のルール(SVC、SVOCのような基本的な文章構造)がわかっていませんでした。
自分も同じレベル感だよ…!
という方には、まず英文法については、「覚えやすい順番で【7日間】学び直し中学英語」などのわかりやすい教材を使っていちから勉強することをおすすめします。
TOEIC500〜595点の人向け勉強法
TOEICスコア500点未満のときに比べると、
基礎英語力はある
と言えるのが、このスコアに該当する方々ではないかと思います。
おそらく基本的な文法の理解や、英単語を習得できているはず
です。
僕自身が500点台だった頃を思い出すと、高校卒業レベルの英語力はあるという自負はあるものの、まだまだTOEIC対策が十分ではなかったなという記憶があります。
現在500点台という方にお伺いしたいのは、
英単語の学習にどのような教材を使っていますか?
ということです。
もしひとまず、
TOEICスコアを集中して700点くらいまで伸ばしたい!
ということであれば、
します。金フレーズの説明は割愛しますが、簡単にご紹介するとTOEIC対策に特化した単語帳です。
TOEICに出る単語だけをレベル別(600点、730点、860点、990点)にまとめられたものなので、それぞれ自分のレベルに合わせて勉強できます。
金フレーズを使った勉強法は以下の記事でご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
すでにTOEIC600点を超えている人向け勉強法
最後にTOEIC600点を超えている人向けの勉強法です。大きく先ほどご紹介した勉強法と変わりませんが、かなりシンプルで、
まずは「金フレーズ」を中心に徹底的に英語のインプットを重ねて、練習問題をたくさん解く
というものです。
この金フレをひたすら何周もして単語をほぼ完璧にマスターして、TOEIC公式問題集をたくさん解いて復習することで、TOEIC700点の壁越えは目の前です。
また、TOEIC700点をとるためには「金フレ勉強」のほかに、リスニング対策として
YouTubeなどでの「TED視聴」
もおすすめです。
まず最初は字幕なしで、次は英語字幕ありで。
英語字幕ありでもいまいち内容がわからなかった場合は、3回目に日本語字幕で内容を把握。
そして最後にまた字幕なしで視聴
してみてください。
すると、最初は全然わからなかった部分がわかるようになっているはずです。
もしこのセットを続けてもだめなら、もう1セット繰り返してみる。
内容を覚えてしまったら意味ないんじゃない?
と思うかもしれませんが、むしろ内容を覚えるくらい聞いたほうがいいです。
内容を覚えられると、後々英会話などでも同じフレーズが使えるようになって一石二鳥です。
TOEIC700点レベルの英語力はどれくらい?
実際のところ、
TOEIC700点をとった状態の英語力ってどれくらいのものなのでしょうか?
結論、
英語を読んだり、理解したりすることはある程度できるけど、話す能力はまた別問題
というレベルだと考えています。
僕自身の経験がTOEIC720点をとったときの経験をお話しします。
リスニング
僕は720点を超えたときのTOEICリスニングパートの印象は、
リスニングはまだわからない、聞き取れない部分があるなぁ。でも8割くらいは何言っているか大体わかるなぁ。
という印象でした。
リーディング
一方でリーディングに関しては、
長文読解は大体意味わかるかな。文法問題はできたつもりなのに、いまいち得点が伸びないなぁ。
という感じでした。
後々わかりましたが、TOEICのリーディング、特に文法問題はかなり巧妙なひっかけがあるため、そういったポイントでしっかり得点できるかどうかが800点以上をとるためには必要な知識になってきます。
スピーキング
そして「肝心の英語を話す」というレベルで言うと、
やはりTOEIC対策と英会話は別物、だと考えていただいたほうがいいかもしれません。
ただ、「TOEIC高得点→英会話できる」は成り立たないかもしれませんが、「英会話できる→TOEIC高得点」は成り立つと感じています。
僕自身、
という副次的な効果がありました。
僕がこれまで利用してきたサービスで、社会人の方におすすめできるオンライン英会話は以下の記事でまとめたので、気になった方は参考にしてもらえるとうれしいです。
TOEIC700点はすごいのか?
では
TOEIC700点はすごいのか?
という点について、簡単にお伝えしていきます。
TOEIC700点の評価については上記記事で詳細に触れているので、気になった方はお時間あるときにぜひご覧ください。
簡単に上記記事内容をまとめると、
あなたが目指すレベル、英語を学習する目的にもよるが、TOEIC700点は上位約30%に入るレベルなので「すごい」と評価できる
というものです。
TOEIC700点の企業の評価
では、
企業はTOEIC700点をどう評価しているのでしょうか?
こちらも一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会のアンケート調査結果があります。
やや幅がありますが、企業へのアンケートの結果、
「海外部門に期待するTOEICスコア(TOEIC L&R)」は570〜810点
だそうです。分類で言えば、
860点以上のAレベル「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」ほどではない
けど、
730点以上のBレベル「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」
もしくは
470点以上のCレベル「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲では業務上のコミュニケーションができる」の上位層
という感じでしょうか。
大手商社の双日株式会社では、
人事制度上、海外赴任予見をTOEIC L&R730点
としているそうです。
また、ANAグループの全日空商事株式会社では
総合職では入社3年目までにTOEIC L&Rスコア730点を取得目安とし、管理職への転換試験の際、一つの基準としています。また、管理職では800点が取得目安となります。一定のスコアに達したから終わりにするのではなく、達成後も2年に1回は受験を推奨
しているそうです。
一方、企業としてTOEICプログラムを実施している5〜6割が海外出張や海外赴任者の選抜時にTOEICスコアを要件または参考にしているようで、その際の平均スコアは海外出張者は620点、海外赴任者は635点だったようです。
TOEIC700点は転職に有利?
では、
転職活動ではTOEIC700点はどのような評価を受けるのでしょうか?
完結にまとめると、転職活動においてTOEIC700点の評価は、
英語が必要ではない職種や部署の場合、「英語はある程度できるという評価」
英語が必要な職種や部署、または外資系企業の場合、「700点台ではもの足りない。最低でも800点以上は求められる可能性大」
です。
転職活動において、特に大手企業や外資系企業では応募者のレベルも高く、TOEIC800点以上の取得者はざらで、中には海外大学の卒業者や海外大学院修了生もいます。
そうした人材はTOEICは受けていないけど受ければ軽く900点は超えるような人たちです。
これが冒頭で述べた「あなたの目指しているレベルによる」という表現を使った理由のひとつです。
ただ、転職における中途採用において
ですので、TOEICスコア700点をとったことがマイナスに働くことはありません。
これからさらにスコアを伸ばすことができれば、より良い評価を受けられる可能性が高まります。
TOEIC800点台をめざすには?
TOEIC700点の壁を超えると、次に超えたいのが
TOEIC800点の壁
です。
TOEIC700点を超えたよ
という方は以下の記事でTOEIC700点台の方向けに、
TOEIC800点超えをめざす勉強法
をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ:TOEIC700点に必要な勉強時間を把握したら行動あるのみ!
いかがだったでしょうか?
TOEIC700点を超えるために必要な勉強時間
のほか、僕自身がこれまで取り組んできた
TOEIC700点を超えるための勉強法、TOEIC700点の評価
などをご紹介してきました。
記事内でもお伝えしましたが、
TOEIC700点に必要な時間はあくまで目安
で、大事なのは
だと思います。
ぜひTOEIC700点突破を目指して、英語学習を続けてみてくださいね!