TOEIC何点ですか?
と聞かれ、
最高915点です!
と答えると、ありがたいことに大体の場合はほめてもらえます。
でも、今では900点を超えました僕ですが、当初は400点台で社会人になってからコツコツと勉強して、少しずつ点数を伸ばしていきました。
この記事では社会人になってから独学でTOEIC900点を超えた僕自身のやり方を交えて、社会人向けの英語独学勉強法をご紹介していきます!
独学で英語を勉強したいと考えている社会人の方はぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです。
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社会人からの英語。独学はなにから始めるべき?
社会人で、「英語をこれから独学で勉強していきたい」と考えている方にまずお伝えしたいポイントは以下の3つです。
- 勉強の目標設定
- 勉強を習慣づける
- インプットとアウトプットのバランス
それぞれどういうことか、簡単に説明していきますね!
勉強の目標設定
社会人の独学で、僕が一番大事だと考えているのが「目標設定」です。
なぜ大事なのか、という
目標が具体的ではないと、たぶん続かないから
です。
今この記事を読んでくださっているあなたは、どうして英語を勉強をしようと思ったのでしょうか?
仕事で必要だから?転職したいから?英語を話せるようになりたいから?
理由はなんでも大丈夫です。
大切なのは、あなたがその理由をきっかけに、目標を設定して、その目標を数値化できているか、です。
いかがでしょうか?
すでに数値化できてるよ、という方はここは読み飛ばしてください!笑
数値化できていない、という方にお伝えしたいのは、
目標を立てるときは必ず数値化したほうが達成しやすくなるということ。
例えば、英語を勉強するうえで、お互いTOEIC600点のAさんとBさんがそれぞれ、Aさんは「できれば早めにTOEICの点数を今より上げる」という目標を設定し、Bさんは「半年後にTOEIC800点を超える」という目標を設定したとします。
AさんとBさんの特性が同じであれば、よりモチベーション高く、独学の勉強を続けられるのはおそらくBさんでしょう。
なぜかというと、独学という観点でAさんはおそらく「では何を、どれだけ勉強すればいいか」がわからないからです。
その点、Bさんであれば「半年後にTOEIC200点分を上げるための勉強」をすればいいことは明白なので、1ヶ月、3ヶ月、などと期間を区切って、6ヶ月後のTOEICを見据えた勉強ができます。
すると、
さらに、
例えば、さきほどのBさんが結果的に、TOEIC800点ではなく750点だったとします。
すると、「ではなぜ50点足らなかったのか?」と感覚ではなく、客観値に基づいて反省することができるんです。
ここで仮に数値目標を立てていなかったら、「TOEIC750点」という結果だけをみることになり、そこに至るプロセスの反省ができずに終わってしまい、今後の成長策をつくることができません。
そういった意味でも、社会人で時間がないからこそ、まずはしっかりと具体的な数値で捉えられる目標設定をしてみましょう。
勉強を習慣づける
次に独学をするうえで大切なことは「勉強の習慣づけ」です。
なぜ習慣づけが大事かというと
社会人は時間がないから
です。
とにかく社会人になると時間がありませんよね!笑
日々生活の糧を得るために8時間以上働き、独身の方であれば掃除、洗濯などの家事をして、ご家族がいる方であれば掃除、洗濯などの家事に加えて、お子さんとの時間も大切にしたいですよね。
ただ、時間は有限なので、なんとか自分で時間を捻出するしかないですよね。
だからこそ、お風呂とか夕食とかと同じ感覚で、1日のスケジュールにかならず英語を勉強する時間を組み込みましょう。
夜だと仕事の都合や飲み会などで時間が読めないという人は、例えば「朝早く起きて、出勤前の1時間はかならず英語を勉強する」という感じで、スケジュールを抑えて、勉強を習慣づける。
僕自身、独学で英語の勉強を始めた当初、早く起きられたときは朝、だめだったら夜、という感じで勉強していたのですが、夜だとどうしても飲み会やら残業やらでスケジュールが乱れてしまいました。
なので、今では朝固定、夜+アルファで勉強しています。
そうはいっても朝はつらい、という方の気持ちもよくわかります。
僕も朝は眠いし、できれば暖かい布団のなかで寝ていたい派なので、最初は結構きつかったです。
それでも、
1日できて、2日目を迎えると、「今日サボると昨日の分が無駄になる…という罪悪感が働いて、1週間、1ヶ月と続けられるようになっています。
ただ、もしどこかでできなくなっても、そのときは勉強を始めた当初の具体的な目標を思い出して、再スタートを切ればまったく問題ないです。
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インプットとアウトプットのバランスを意識
最後に独学で英語勉強する方にお伝えしたいポイントは、「インプットとアウトプットのバランスを意識」することです。
どういうことかというと、
英単語の勉強、英文法の理解、英語長文の読解などなど。インプットの勉強はとても大切なのですが、インプットだけよりも、アウトプットの時間を適宜取り入れた勉強のほうが圧倒的に効率が上がります。
効率が上がる、というのは、学習効果、脳への定着率が高いということです。
「アウトプット大全」(サンクチュアリ出版)という本では、いくらインプットしてもアウトプットしなければ記憶として定着することはない、という趣旨の内容のことを伝えています。(気になる方はぜひ一度読んでみてください)
英語の勉強でも同じことが言えると僕は感じています。
有効なアウトプット方法として、シャドーイング、ディクテーションなど様々あります。シャドーイングやディクテーションは以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
また、そのほかにおすすめなアウトプット勉強法が、オンライン英会話での実践です。
仮にその場でうまくアウトプットできなければ、それはまだ十分にインプットできていなかったという証拠にもなるので、再インプットのチャンスにもなります。
僕がおすすめしたいオンライン英会話サービスは以下の記事でまとめているのでぜひ参考にしてもらえるとうれしいです。
このようにアウトプットの機会も設けつつ、インプットを繰り返す。
このインプットとアウトプットのバランスをうまく調節することが独学で英語を勉強するうえで大切になると僕は感じています。
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第1位
英語を独学で勉強するメリットとデメリット/
では社会人で英語を独学で勉強するメリットとデメリットを改めて整理してみていきましょう。
メリットとデメリットを比較して、最終的に独学でいくか、それとも英語コーチングなどのサービスで勉強していくか、ご自身に合うと思える勉強法で英語の学習を進めましょう。
メリット
僕が考える独学のメリットは3つです。
自分のペースで勉強できる
さきほども言いましたが、社会人は忙しいです。
そのなかで時間をやりくりしていかなければいけないものの、英語コーチングや英会話教室だと勉強の期間やカリキュラムが決まっていることから、自由度は下がります。
なので独学は自分のペースで勉強できる、そのためモチベーションも維持しやすい、というのがメリットの一つです。
お金があまりかからない
英語のサービスを利用するのは有効ですが、一方でその分お金がかかります。
その点、独学での英語勉強でかかるお金はテキストなどの一部教材費のみ。
最近はYouTubeやポッドキャストなど、無料で様々な英語の教材に触れることもできるので独学勉強もしやすい環境にあります。
自分に合った勉強法を考えられる
英語のサービスを利用することは有効ですが、一方である程度カリキュラムが決まっています。
その点、独学での英語の勉強はカリキュラムがありません。
いまの自分に何が足りていないか、何を優先的に勉強すべきか、など自分で自分のカリキュラムを考えていく必要があります。
自分で考える必要があるため、最初は難易度は高いですが、いわば究極のカスタマイズです。
自分に合った勉強法を考えられるというのも独学の大きなメリットではないでしょうか。
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デメリット
一方で、当然デメリットもあります。僕が感じたデメリットは2つです。
強制力がない
まず独学は高いモチベーションの上に成り立つ勉強法です。
独学は誰かに強制されてやるわけでもなく、誰かに見張られていることもありません。
だからサボろうと思えばいくらでもサボれてしまいます。
自分で明確な目標設定ができて、日々の勉強を習慣づけられているという人には独学は効果的ですが、「勉強のモチベーションが維持できない」という人には強制力がないことはデメリットかもしれません。
そういう方は、強制的に英語に触れられる、お金を払うことで自分にプレッシャーをかけられる英語コーチングサービスやリアル英会話教室などでの勉強が向いているかもしれません。
間違った勉強法が身についてしまう
独学で英語の勉強をしていると、その勉強法が正しいかどうか、客観的な評価をもらうことができません。
そのため、間違った勉強法を続けてしまっても、自分ではそれになかなか気づかないケースもあります。
そして間違った勉強法を続けた結果、全然目標としていた結果を得られなかったということが起こり得ます。
そうならないためにも、独学で勉強するときにどういうポイントに注意したらいいか、何をどれだけ勉強すればいいか、など正しい勉強法を理解している必要があります。
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英語力ほぼゼロの社会人が英語力をつけるまでに必要な勉強時間
では、「英語力がほぼゼロ」という社会人の方が、これから英語を独学で勉強したときに、どれくらいの時間を要せばいいのでしょうか?
以下の「いくら勉強しても英語ができない人の特徴」という記事の「学習量が足りていない」のパートでもご紹介していますが、日本人が英語を習得するのに必要な時間として「2200時間」が一つの指標とされています。
この2200時間という数字の根拠は、アメリカ国務省付属の外国語研究機関FSI(Foeeign Service Institute)のデータです。
このFSIのデータによると、英語ネイティブが英語以外の外国語を習得するときに5段階の難易度があるのですが、日本語はそのなかで、中国語(北京語、広東語)やアラビア語などと並び最も難しいランクにあります。
つまり、逆に日本語ネイティブが英語を習得するときも同じ難易度であると考えられ、この最も難しいランクの言語を習得するのに必要とされる時間が2200時間というわけです。
そのため、「英語力が本当にゼロ」という方は最低でも2200時間必要です。
一方で、日本の中学高校では大体1200時間程度を英語の勉強に費やしているため、「英語の勉強なんて高校以来(または大学受験以来)」という人に必要な時間は、最低でも1000時間以上と言えるでしょう。
なので、毎日1時間勉強すると、
1000時間/1時間=1000日=2.74年=約2年9ヶ月
という感じで、最低でも英語習得と言えるレベルになるまで2年9ヶ月かかる計算になります。
社会人におすすめの独学英語勉強法
ここからは、社会人の方におすすめの独学英語勉強法をご紹介していきます。
TOEIC900点を超えた僕自身の英語勉強法も合わせてお伝えしていきますので、ぜひご自身に合った独学勉強を見つけてみてください。
参考書で独学
独学の勉強で鉄板、かつ、最初にスタートするのが参考書での独学です。
英単語や英文法といった知識をインプットするうえで、基礎固めになります。英文法であれば、わかりやすく体系的にまとまっている参考書が多いので、「英語の基礎に不安がある」という方は、まず最初に参考書での独学を進めることをおすすめします。
KATSUが最初の独学におすすめする参考書は単語帳なら「金のフレーズ」、文法なら「覚えやすい順番で【7日間】学び直し中学英語」です。
「金フレーズ」はTOEIC対策の英単語帳ですが、TOEICのレベル別に単語が並んでいるので今の自分のレベルを知りたいという方にもおすすめです。
「覚えやすい順番で【7日間】学び直し中学英語」は、難しい英単語も出てきませんし、「SVOC」などと言った挫折のきっかけになるような表現もなく、例文とともにわかりやすく、文法についてまとまっている印象で、初心者、英語に自信がないという方におすすめです。
おすすめの理由はほかの記事でも詳細に紹介しているので、気になった方はお時間あるときに見ていただけるとうれしいです。
そのほかにも社会人におすすめの英単語帳についてもまとめています。こちらもぜひ参考にしてみてください!
オンライン英会話で独学
独学でインプットした英語をアウトプットする場として、オンライン英会話を活用するとインプットの効果が上がります。
オンライン英会話に取り組むことは、強制的に「英語しか使えない環境」に身を置くことになるので、日々の独学の刺激になります。
オンライン英会話で、インプットした知識を実践的な言語として定着させられるようにすると独学の効率がぐんと上がります。
英語コーチングや通学タイプの英会話スクールと違い、オンライン英会話は自宅や出先から手軽に英会話をする機会をつくることができるので、独学との相性がとてもいいです。
気になった方はぜひ以下の記事なども参考にしてみてください。
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海外ドラマ、海外映画で独学
参考書以外でのインプット学習としておすすめなのが、海外ドラマ、海外映画での独学です。
参考書を使って、じっと机に座って勉強する、という独学だと、モチベーションの維持がむずかしいときがあります。
そんなときに、息抜きも兼ねた英語勉強を織り交ぜてみることをおすすめします。
海外ドラマ、海外映画を使った英語学習法は以下の記事で紹介しているので、気になった方はチェックしてみてください。
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ポッドキャストで独学
独学で英語勉強するときに気になるのが、「教材の値段」ではないでしょうか?
その点、無料で使える貴重な英語教材としておすすめなのがポッドキャストです。
スキマ時間をうまく使って、ネイティブの英語発音を使ったポッドキャストで、シャドーイングやディクテーションの勉強をすることをおすすめします。
YouTubeで独学
ポッドキャストと並んで無料の英語教材としておすすめなのが、YouTubeです。
すでにご存じの方も多いとは思いますが、YouTubeのなかでも、本当に様々な英語学習に最適な教材動画があります。
ただ、中にはあまり独学には効果的ではない動画もあったり、YouTubeを開いて他の動画を見てしまったりするので、注意が必要です。
僕がおすすめな動画はTEDです。
英語の音声に加えて、英語字幕を表示させることもできるので、最初は字幕なし、次は字幕あり、という形でリスニングの練習として重宝しました。
おすすめのTED動画については以下の記事でまとめています。
スマホアプリで独学
最後におすすめな独学勉強法としては、英語のスマホアプリを使う、です。
特に社会人で通勤時間が長い人は、電車内の移動時間で手軽に勉強できるのでおすすめです。
最近は色々な英語学習アプリがリリースされているので、
ただ、スマホアプリでの独学には注意点もあります。
それは「スマホを開いて、英語学習アプリもそこそこに、ほかのアプリを使っちゃう」ことです。
人間は弱い生き物です。
あなたのスマホにはSNSやゲームなど、ほかの楽しいアプリがたくさん入っていると思います。
その誘惑に常に晒されるので、スマホアプリを使った英語学習は諸刃の剣にもなることを意識しておいたほうがいいかもしれません。
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独学の英語勉強に行き詰まったときは
ここまで社会人の方に向けた独学での英語勉強法についてお伝えしてきました。
そして勉強に行き詰まったときも、誰にも相談できず、悩みも打ち明けられず、どうしたらいいかわからない、となる日もあるでしょう。
僕も孤独に一人で独学していたとき、特に自分が思っているような結果が出なかったり、自分の成長を感じられなかったりすると、モチベーションが低下しました。
そういった方におすすめなのは、一度独学を離れてみることです。
決して独学が悪い、ということではなく、独学で伸ばした英語力を一度リフレッシュさせる意味でも、
英語のプロに一度相談してみると、さらに英語力を伸ばすきっかけになる可能性が高まります。
自分では気づかなかった課題がわかることもあるし、また独学に戻ったときにより効率的に勉強を進められるようになると思います。
英語コーチングサービスが気になった方は、英語学習の悩み相談を無料でみるのもいいかもしれません。
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まとめ:英語ができるだけで人生の幅が広がる
いかがだったでしょうか?
社会人になると、学生の頃と比べて圧倒的に時間が足りなくなります。
ですが、そんな忙しい時間でも取り組みやすいのが、独学での英語勉強です。
少しずつでも英語の独学を続ければ、きっとあなたの人生に良い影響を与えるはずです。
英語ができるのと、できないのとでは、やはり人生の幅、人生の喜びが違います。
僕自身も英語の勉強をやり続けて、より人生が充実するようになりました。
ぜひ一緒に英語の勉強をがんばりましょう!